ラグビー日本代表から学ぶべき本当のこと
ラグビーワールドカップが開催されている。残念ながら日本代表チームは、準々決勝で南アフリカに負けてしまったが、残ったチームによる白熱した戦いが続けられている。
今回のワールドカップで、日本は同じリーグの強豪国を破り、初めて一次リーグを突破し、決勝トーナメントへ進むことができた。
負けた今でも、テレビなどでは、奇跡を起こしたチームとして褒めたたえ、どちらかといえば根性論や精神論で語られていることが多いように思う。解説などをしているラグビー関係者のコメントもチームとしての一体感にスポットを当てたコメントも多く聞かれる。
それだけでいいのだろうか?
これからの日本代表チームに残すべき教訓、考えるべきことは、『なぜ、格上チームに勝てたのか』ではないだろうか。
そのヒントは、試合後などの選手のコメントから見えてきた。
それは、試合を迎えるにあたって、その試合に勝つことだけに集中していたこと。勝つために、『いかに問題を設定し、いかに分析をし、そして解決策を考える』この試行錯誤の繰り返しを徹底して行ったことだろう。
この考え方は、ラグビーだけではなく、すべてのスポーツ、仕事に共通した対処法である。これができれば、チームとして、会社として、そして個人として成長を続けられる。
今回の日本代表を見ていて一番感じたことだ。
その結果、格上と言われていたアイルランド、スコットランドを圧倒して勝つことができた。
結局は、この考え方が徹底できたチームが勝利を手に入れることができるのであろう。今日行われたイングランド vs ニュージーランドでのイングランドもそんなチームなのだろう。
これからの日本代表チームに引き続き期待したい。