『心くばりの魔法』を読んだ。
「心くばりの魔法」を読んだ。
サブタイトルを入れると『「一緒に働きたい」と思われる 心くばりの魔法 ディズニーの元人材トレーナー50の教え』となる。
なぜ、この本を選んだか
この本は、サンクチュアリ出版から発売されている。
今年の5月に、サンクチュアリ出版で実施されている『クラブS』に加入した。
『クラブS』では、年間を通じサンクチュアリ出版から発行されるすべての新刊が届くサービスである。もちろん年会費が必要。
基本的には、月初めに1冊もしくは2冊程度の新刊が届くことになる。
新刊すべてなので、どんなジャンルの本になるかは、まったくわからない。
幅広く、ジャンルにこだわらず、いろいろな本に出合えるかと思い、興味もあって加入した。
ただし、届く本のタイトルは、事前にホームページで確認でき、気に入らなければ、すでに出版されている本との入れ替えも可能である。
今回の本も、入れ替えたものだ。
では、なぜこの本を選んだのか。
サブタイトルにもある「ディズニーの元人材トレーナー」というキーワードに引かれた。
ディズニーランド(シー)での、スタッフのサービスに対する徹底ぶりには、いつも感心してしまう。
そんなこともあり、「その裏側?を見せてくれるのでは」との思いもあり、選んでみた。
構 成
構成は、「50のキーワード」といっている通り、50のキーワードを設定し、一つずつ紹介されていた。
大項目としては、3つに分類されている。
1.マインド編 (誰からも好かれて、仕事がうまくいく心の持ち方)
2.コミュニケーション編 (まわりを自然と笑顔にする魔法の言葉)
3.行動編 (「いてくれて、よかった」と喜ばれる立ち振る舞い)
以降に、気になった個所を抜粋などする。
ストレスについて
ストレスの1位は人間関係・コミュニケーション不足である。
その対象法としては、
① ストレスの原因となっていることに働きかけてそれ自体を変える。
② 考え方や感じ方を、ストレスがかからないように変化させる。
感情のコントロール
いちばん知りたいところではあるが、・・・
対象法としては、
『深呼吸をする』 感情のピークは、最大でも6秒程度
期待をしたかったが、月並みでした。
身だしなみを整える
「身だしなみを整える」、当たり前のことだが、最も印象に残った箇所だ。
『爪の長さのような細かな部分まで気を使うことによって、気が引き締まり、心が整えられる。』
なにをするにしても、姿勢を正すだけで気持ちが引き締まるのを感じる。自分自身でも意識していることなので、再認識をさせてもらった。
このことを意識したのは、平成から令和に変わるころにテレビで放送されていた、上皇の幼少期の立ち振る舞いを見たことによる。
戦時中の疎開先での映像だったが、上皇がひとりで歩いている、それだけの映像であったが、その立ち振る舞いは、威厳を放っているわけでも人を威圧するような様子でもない。
あれほど堂々としていながら、人を威圧する様子を一切感じさせない姿に、非常に感銘を受けた。
自分もあんな立ち振る舞いができればと、思ったことをよく覚えている。
ワークライフバランス
他にもいろいろな気づきなども得られたが、最後に紹介されていた、ワークライフバランスについて。
昨今、「働き方改革」の一環として、ワークライフバランスが推奨されているが、これに違和感を感じているという。
現実は、そんな都合よくはできていない。
欲張って「仕事」「家庭」「趣味」を両立させ、すべてを手に入れることは難しい。すべてが中途半端になるのが関の山。
そこで、次のような考え方が提案されていた。
「人生80年と考え、全体の中でバランスを取っていけばいい」「隣の人の人生と比較しなくてもよい」
確かに、である。
『今は、仕事に注力し、キャリアを積んで行こう』もありなのである。
人生に負荷をかける時期があってもいい、そのうちノンビリするときも来るでしょう。
さて、次はどんな本が来るでしょうか。
新刊をそのままもらうか、別の本に入れ替えるか、考えよう。